運動

【部活】陸上は、コツコツ地道に。陸上の東海大会にて。

第97回「陸上はコツコツ地道にやるしかない」

陸上の東海大会が終わりました。

令和4年度、中学生の東海大会(陸上競技の部)は、岐阜県が会場です。

中学生のがんばる姿を見ると、こちらもやる気をもらいます。

陸上に近道はないなと思ったので、それをまとめておきます。

陸上部、全国大会への道(中学生編)

県大会を抜けた選手だけが参加できます。

中学生の東海大会は、愛知・岐阜・三重・静岡の中学生が対象なのですが、

残念ながらこの大会でいい記録を出しても全国大会へは行けません。

2つの県大会(県通信大会、県総体)のどちらかで全国標準記録を突破しないといけないのです。

この東海大会(東海総体)は、県総体で上位だった子が、記録に関係なく出場できます。

全国大会の標準記録を切っていない生徒は、この東海大会が引退の試合になります。

(正確には、この後ジュニアオリンピックという大会が開かれますが)

練習風景を見ていて

今年の大会は、本当に一部の関係者しか会場に入れません。

保護者も、選手1人につき1人までということで、結構厳しいです。

会場で見ていると、先生が子供に何かを教えているという風景はほとんど見ません

東海大会のレベルですから、選手一人一人が、自立して全てやっている感じです。

先生の指示なんてなくても、いつも通りのことをしているんですね。

そこから思ったことを3つ。

陸上で大切なこと

1人で動く

陸上の大会は、競技によって出場の時間が変わります。

集団で動く訳ではないので、全て自分で行わないといけません。

この全てというのは、大きく5つ

アップ

招集へ行く

最終コールへ行く

試合をする

ダウンをする

この5つをするわけです。

会場によって、アップできる場所も招集場所も違います。

慣れるまでは、生きる力が試されるわけです。

こういうことができるようになるためには、普段の練習から一人で動けるようにならないといけません。

どうしても誰かに頼ろうとするのが人間であって、それを「助け合い」なんて言う訳ですけど、実際のところ、大切な瞬間はいつでも一人で動かないといけないわけです。

基本を丁寧にできる

どの選手を見ていても、やっていることは大して変わりません

スペシャルな方法なんて無いということです。

つまり、基本はみんな同じだけれど、丁寧に、何のためにやるかがちゃんと分かっているのが、一流の選手ということです。

そして、その基本を徹底的に磨き上げているのが、一流の選手ということです。

足を上げるというだけでも、凡人とプロでは動かし方が全然違います。

見よう見まねでやっても、毎日練習している人たちとは、どうしても同じになれないです。

人は誰でも、「あんな風になりたい」と、結果だけを見て思うのですが、その過程の努力まで見えてはいません。

長期間の努力に耐えて結果が得られると知ると、「自分には無理だ」と思う訳です。

無理だと思っている最大の原因は、心の「あきらめる」というせいでしょう。

世の中のほとんどがこの話に当てはまります。仕事で何かをしたいと思っても、スペシャルな一撃必殺な方法なんてないんです。

みんながやっているようなことを徹底的にやった人だけが、新しい気づきができるんです。

素直に聞き、取捨選択する

優れた選手は、聞き方が上手だと思います。

上手に聞いていると、話しているコーチたちも、もっと教えてあげようとなるものです。

たくさんの情報を得ることに成功します。

そして、その後、自分に必要なことは何か取捨選択し、順序立てることができます。

ポイントは、捨てることができるということでしょう。

その捨てるというのも、「今はやらないでおく」という優劣の問題です。

得た情報を、どのような順番で行っていくかが上手な気がします。

ただ、こういうことができるのは頭のいい人たちであって、多くの人はそこまで気が回りません。

これができるようになるためには、やはり地道な基本の練習が必要です。

歳を取って分かってきたこと

自分も若い頃、「基本が一番大切」と散々言われてきました。

でも、基本ってつまんないんですよね。

実際、身についているかもよくわからないし。

派手なことができるようになっていく方が、達成感も得られるので、どうしても地味な基本の練習はやりたくなくなります。

ただ、歳を取ってくると、体の動きが鈍くなってくるわけです。

そうすると、基本のトレーニングが8割、応用が2割ぐらいの割合で物事に取り組むようになります。

そして、大人というだけあって、基本がうまくできていないことにも気づくようになります。

こんなことを繰り返していると、基本があって、応用ができるんだなと身をもって感じるようになるわけです。

基本が大切!なんていう当たり前のことですら、自分で自覚できるようになるのに30年かかりました。

おまけ(岡本太郎の詩)

岐阜メモリアルセンターには、岡本太郎さんの作品が飾られています。

(遠くから見ても、「あ、岡本太郎さんの作品だな?」って気づけるってすごいよね)

近づいていくと、「未来を拓く」という詩がありました。

未来を拓く

未来は時の流れの

遠いかなたに

みるものではない

いま この瞬間に

ナマ身でひらくのだ

若い情熱 力強く

日日 躍動する

岡本太郎

何でも、この「未来を拓く塔」は1988年に立てられたそうで。

35年ぐらい前から、ずっとここで見守ってるんですね。